駅ホーム点字ブロックの「1本線」とは?命を守る突起の秘密と安全対策

駅ホーム点字ブロックの「1本線」とは?命を守る突起の秘密と安全対策

駅ホーム点字ブロックの「1本線」とは?命を守る突起の秘密と安全対策について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

駅のホーム縁端部に敷設された黄色いブロックを観察すると、通常の格子状に並んだ丸い点状突起の中に、ホームの内側方向に沿って1本の凸線(内方線)が配置されていることが分かります。これは正式には内方線付き点字ブロック(内方線付き視覚障害者誘導用ブロック)と呼ばれる設備です。

視覚に障害がある方がホームを歩行する際、足の裏の感覚や白杖(はくじょう)の先端でこの突起を捉えます。丸い突起だけでは「ここに危険な端がある」ことしか分かりませんが、内方線が存在することで、「線のある側が安全なホームの内側であり、線がない側が線路側(転落の危険がある側)」だと瞬時に識別可能になります。

視覚障害者団体や関係学会の調査によると、ホーム上で方向感覚を失った際、どちらが一歩踏み出して安全な方向なのか分からなくなる「空間識失調」に陥るケースが報告されていました。この1本の線が追加されたことで、迷わず安全な内側へ身体を向け直すことが可能となり、ホーム転落事故の大幅な抑止力となっています。

伊藤 翔太
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伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。