一方で、彼女がSNSで発信し続ける「過剰なまでに加工されたビジュアル」もまた、意図的なセルフプロデュースの一環であるという見方もある。彼女は自分が「浜崎あゆみ」というファンタジーを演じるプロであることを自覚しているのだ。
すべてをさらけ出すことが正義とされる現代において、あえて徹底的な虚構を作り出す。それは彼女なりの、ファンに対する「夢を壊さないための配慮」であり、ポップスターとしてのプロフェッショナリズムの表れでもある。リアルとバーチャルの狭間で揺れ動く彼女の姿は、現代のSNS社会そのものを風刺しているようにも思える。