「退かぬ!媚びぬ、省みぬ!帝王に逃走はないのだー!」
秘孔の謎を暴かれ、追い詰められたサウザーが放ったこの叫びは、悪役としての誇りと意地を極限まで凝縮した伝説の名言である。決して己の非を認めて命乞いをするのではなく、最後まで南斗鳳凰拳の伝承者として、帝王としてのプライドを貫き通した。
ケンシロウが最後に放ったのは、相手への情けと敬意を込めた慈悲の拳「北斗有情猛翔破」だった。痛みではなく温もりの中で倒れたサウザーは、血を流しながらオウガイの遺体に寄り添い、子どものような無垢な涙を流す。「お師さんのぬくもりを覚えている……」。その最期の言葉によって、長きにわたり彼を苛み続けた呪縛はついに解かれた。
愛を捨てた暴君が、最後に愛を取り戻して逝く。この壮絶にして美しい幕引きがあるからこそ、サウザーの名は漫画史に永遠に輝き続けるのである。 (出典: サウザー 愛 など いら ぬ(Yahoo!ニュース))
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