柏駅周辺の風景が、いま劇的な変化を遂げようとしている。中心となるのが、長年の懸案であった「柏駅東口第三地区再開発事業」だ。老朽化した商業ビルや細街路が絡み合うエリアを刷新し、高層複合ビルや滞留型広場を整備する構想が具体化に向けて加速している。
行政のトップに立つ太田和美市長は、駅前の賑わい創出と防災機能の強化を都市再生の最優先課題に掲げる。ウォーカブルな街路の構築や、若者・起業家が集うインキュベーション拠点の整備など、ソフト面とハード面を融合させた施策が次々と打ち出されている。
こうした動きに対し、不動産・都市開発業界からも熱い視線が注がれている。旧来の「買い物の街」から、「住み、働き、憩う街」への脱却。半世紀ぶりの大改修とも言えるこの再開発が、駅周辺の回遊性と魅力を根本から塗り替えようとしているのだ。