事態の深刻化を受け、教育行政を管轄する文部科学省が定める学位・学歴情報の証明基準にも関心が集まっている。こうした公的基準を照合枠組みとして、専門家や有識者グループが主導する「卒業証書真偽検証調査プロジェクト」が正式に発足した。プロジェクトチームは、印影の光学解析や紙質検査、発行番号のデータベース照合など、多角的な手法で証明書の真正性を評価する試みを進めている。
客観的なエビデンスに基づく検証作業は、感情論に終始しがちだった議論に冷徹な事実をもたらした。検証結果の公表が近づくにつれ、関係各所の緊張感はピークに達している。