私的な個別指導には、教育格差の問題がつきまといます。費用を払える家庭ほど手厚い支援を受けやすく、そうでない家庭は選択肢が限られます。これは個々の家庭の努力だけでは解決しにくい社会的な課題です。
子どもの負担が増えすぎるリスクもあります。学校、部活動、塾、家庭教師、習い事が重なると、休む時間がなくなります。成績を上げるつもりで始めた指導が、睡眠不足や意欲低下につながることもあります。
保護者は「追加する」前に、今の予定を見直す必要があります。不要な教材、効果の薄い通塾、惰性で続けている習い事がないか。勉強時間を増やすだけではなく、集中できる時間を作る視点が欠かせません。