有楽町エリアの景観を長年象徴してきた東京交通会館。その15階に位置する同店は、1965年の開業以来、日本の外食文化に燦然と輝く足跡を残してきた。名建築家として知られる松本重義が設計を手掛けた円形のデザインは、当時の近未来的な情景を都市に刻み込んだことで広く知られている。
運営を担うのは、大正11年創業の老舗である株式会社東京會舘。日本における西洋料理のパイオニアとしての誇りと技術が、この地上約50メートルの空間に注ぎ込まれているのだ。かつてはフロア全体が約360度ゆったりと動く回転展望レストランとして全国的な人気を博し、プロポーズや記念日を祝う特別な場として愛され続けてきた歴史を持つ。