2019年4月、秋元杏月は『おかあさんといっしょ』の歴史に新たな1ページを刻んだ。従来の「身体表現のおねえさん」という枠組みを現代的にアップデートし、新たに設けられた初代「体操のおねえさん」へと抜擢されたのだ。
オーディション当時、芸能活動の経験が一切なかった一般の指導者・インストラクターだった彼女。何千人もの応募者が集まる厳しい選考のなか、審査員の目を奪ったのは、新体操仕込みの圧巻の演技力だけではなかった。どのような状況でも周囲を明るく照らす天性の笑顔と、子どもと同じ目線にすぐ立てる謙虚な人柄である。
就任決定時、大役へのプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、「子どもたちに体を動かす喜びを伝えたい」という一心でスタジオに立ち続けた。その真摯な姿勢が、初登場から一気に視聴者の心を掴む結果につながった。