グラビアで培った豊かな表現力は、女優業への本格進出とともに大きな花を咲かせました。中村静香のドラマ出演作を振り返ると、清純派から妖艶な悪女、コメディリリーフまで、驚くほど幅広い役柄に挑戦してきた軌跡が見て取れます。
特に視聴者の間で大きな話題を呼んだのが、深夜ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)や数々のサスペンスドラマで見せた大胆なベッドシーンやキスシーンです。露出そのものに頼るのではなく、視線や吐息、繊細な指先の動きで艶っぽさを醸し出す演技は、同年代の女優陣の中でも群を抜いていました。
一方で、『勇者ヨシヒコ』シリーズや人気刑事ドラマのゲスト出演、舞台作品などではコミカルかつ芯の通った演技を披露。「お色気担当」の枠を軽々と飛び越え、制作陣から重宝されるバイプレイヤーとしての地位を確立しました。