皇居宮殿長和殿のガラス越しに広がる光景は、圧巻の一言だった。天皇徳仁陛下が新年のお言葉を述べられる際、そのお隣で静かに傾聴される佳子さまの横顔には、皇室の伝統を背負う者としての凛とした強さが漂っていた。隣に並ばれた秋篠宮文仁親王殿下との呼吸の合ったお振る舞いも印象的であり、ご家族としての温かな絆がバルコニー越しにもはっきりと伝わってくる。
寒風が吹き抜ける宮殿前広場でありながら、皇族方がお姿を見せられた瞬間、一帯の空気は熱気へと変わった。数万人規模の参賀者が一斉に振りかざす日の丸の小旗が波のように揺れ、その高揚感は最高潮に達する。長和殿の建築美と、そこに立つ皇族方の気品あふれる佇まいが融合した瞬間は、まさに日本の新春を象徴する出来事であった。