この事態が単なる局所的な話題にとどまらず、一大関心事へと膨れ上がったプロセスを整理しよう。事態の経緯解説を行う上で欠かせないのは、都市開発における「都心回帰戦略」と消費者のニードの合致である。
かつてロードサイドを中心に超大型店舗を構えていたホームインテリア事業者は、近年、若年層や単身世帯を取り込むべく主要駅直結・駅近物件への出店を急ピッチで進めている。目黒エリアも例外ではなく、通勤・通学客のトラフィックが非常に多い。消費者が「ここにできてほしい」という強い願望をSNS上に投影した結果、確証のない情報が伝言ゲームのように事実へとすり替わっていったのが、今回の騒動の大きな背景と言える。