全日本高校選抜大会のコートに立つことができるのは、全国約10万人の高校ソフトテニス選手の中でもほんのひと握りです。本大会へ出場するためには、秋から冬にかけて各都道府県で行われる一次予選、さらに北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州の全国9ブロックで開催される選抜予選を突破しなければなりません。
北海道から九州まで:狭き門を突破するブロック予選
ブロックごとに割り当てられた出場枠はわずかです。激戦区とされる関東や近畿、九州などでは、地区予選の段階から全国大会レベルの死闘が繰り広げられます。冬の寒風の中、屋外コートや限られた体育館で練習を積み重ねたチームだけが、名古屋へのチケットを手にします。
3ペアの総力戦:オーダー編成が左右する勝敗
本大会の団体戦は、ダブルス3ペアによる対抗戦形式で行われます。先に2勝を挙げたチームが勝利となります。ここで勝負の分かれ目となるのが「オーダー順(対戦順序)」です。
1番手にエースを投入して先制逃げ切りを図るか。あるいは相手のエースにぶつけるか。チームの監督と主将は、相手校の戦力や癖を緻密に分析し、オーダー表に思いを託します。一瞬の判断と采配が、試合の命運を決めるのです。