感情の爆発を一時的に抑えるだけでなく、根本から沸点を引き上げていく取り組みも進んでいる。その筆頭が認知行動療法だ。自分がどのような出来事に対して「過剰な不快感」を抱くのか、偏った思考パターンを可視化し、より柔軟な捉え方へと修正していくアプローチが効果を上げている。
また、急速に市場を拡大させているメンタルヘルス・ウェルネス産業からは、ウェアラブル端末によるストレス測定や、マインドフルネスを習慣化するアプリなど多彩なサービスが登場した。自らのコンディションをデータとして把握し、早めの休息や呼吸法を取り入れる「独自ケア」が、感情に振り回されない強固な土台を作り上げる。