エヴァ・グリーンの名を一躍世界に知らしめたのは、ベルナルド・ベルトルッチ監督の衝撃作『ドリーマーズ』(2003年)での鮮烈なスクリーンデビューでした。1968年のパリ五月革命を背景に、若者の奔放な官能と知性を大胆に体現した若き日の美貌は、批評家から「息を呑むほど美しい」と絶賛を受けました。
そして2006年、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの第1作となった『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドガール(ヴェスパー・リンド役)に抜擢されます。単なる「主人公の引き立て役」にとどまらず、ボンドの心に深い爪痕を残す知性と哀愁を兼ね備えた演技を披露し、英国アカデミー賞(BAFTA)ライジング・スター賞を受賞。歴代ボンドガールの中でも屈指の人気と評価を不動のものにしました。