NBAの長いシーズン中には、トレードや契約解除(ウェイブ)によってチームを離れる選手が必ず存在します。では、「優勝決定時にロスターにいなかった選手」にリングを受け取る権利はあるのでしょうか。
結論から言うと、規約上の義務はないものの、ほとんどの球団が在籍期間の長短にかかわらずリングを贈呈する慣例となっています。たとえ開幕直後の数試合しか出場していなくても、レギュラーシーズンの勝利に貢献した一員とみなされるためです。
過去には、シーズン途中に強豪チームからトレードされた選手が、古巣の優勝後にリングの受け取りを打診される場面が何度も見られました。受け取り方は選手個人のプライドや価値観によって分かれます。「自分は最後まで戦っていない」として受け取りを辞退する選手もいれば、古巣への敬意とともに快く受け取る選手もいます。移籍した選手が翌シーズンに敵地としてアリーナへ遠征してきた際、試合前のロッカールームやコート上でひっそりとリングが手渡されるシーンは、知る人ぞ知る人間ドラマです。