「部員が20人前後しかいないが、『もののけ姫』の壮大な世界観を表現したい」という小編成バンドの悩みにも、近年は優れた解決策が用意されています。
各出版社からリリースされている小編成版スコアやフレキシブル楽譜では、特殊管(オーボエ、ファゴット、バスクラリネット等)が不在でも主要な対位法や和声が欠落しないよう巧みにクロスオーケストレーションされています。木管の人数が少ない場合は、金管セクションのミュートを活用して音色のニュアンスを補うなどの工夫が施されています。
小編成で成功を収める秘訣は、打楽器の活用とソロの割り振りです。打楽器の音圧とダイナミクスを活かして空間を埋めつつ、個々のソロを際立たせることで、大編成に引けを取らない密度の濃い名演を生み出すことが可能です。