そして迎えたサイヤング賞の2026年最新情勢において、日本中のみならず現地メディアからも最大の注目を集めているのが、ロサンゼルス・ドジャースに所属する日本人コンビです。
山本由伸:本格派エースとしての完成度と受賞条件
メジャー適応期を経てローテーションの柱として君臨する山本由伸投手のサイヤング賞獲得への期待値は、かつてない高まりを見せています。90マイル台中盤の鋭いノビを持つフォーシーム、メジャー屈指の空振り率を誇るスプリット、そして鋭角に曲がり落ちるカーブのコマンド(制球力)は、すでに現地記者陣から「サイヤング賞級」と絶賛されています。彼が受賞を果たすための決定打は、シーズンを通して先発ローテーションを守り抜き、「180イニング以上を投げきること」に集約されます。
大谷翔平:二刀流完全復活と先発マウンドでの支配力
右肘手術からの完全復活を遂げ、マウンド上での躍動を再開した大谷翔平投手のサイヤング賞獲得シナリオもファンの心を掴んで離しません。打者としての出場を続けながらの登板となるため、チーム側が登板間隔の管理(中5〜6日)を行う可能性が高く、規定投球回(162イニング)への到達ラインが最大の焦点です。しかし、投球イニングあたりの奪三振率(K/9)やWHIP、被長打率の低さにおいてメジャートップクラスの数値を叩き出す能力は実証済みであり、登板ごとの圧倒的パフォーマンスが記者の心を動かせば、史上初となる「MVP&サイヤング賞の同時制覇」という伝説的快挙も視野に入ります。
立ちふさがる2026年のサイヤング賞有力候補たち
もちろん、現地ライバル勢の壁は極めて強固です。サイヤング賞の有力候補には、ポール・スキーンズ(パイレーツ)、タリック・スクーバル(タイガース)、ザック・ウィーラー(フィリーズ)、コービン・バーンズら、MLBが誇る超一流の剛腕たちが名を連ねています。近年の投票トレンドである「Stuff+(球威・変化量の総合指数)」や「奪三振割合(K%)」で突き抜けた数値を記録する怪物たちとのハイレベルなスタッツ争いが展開されます。