画面上では子どもが一人で冒険しているように見えているが、実際のロケ現場には想像を絶する厳戒態勢が敷かれている。幼い子どもを事故や事件から守るため、日本テレビ放送網が長年培ってきた安全管理マニュアルは徹底的だ。
まず、撮影チームは決して正体を明かさない。カメラマンや音声スタッフは、工事現場の作業員、電気メーターの点検員、あるいは通行人に完全に変装して物陰から撮影を行う。子どもに緊張感を与えず、同時に周囲の不審者から守るための演出と防犯を兼ねた高度なテクニックだ。
さらに、ロケ地の周囲には警察への事前連絡はもちろんのこと、交通指導員やスタッフが配置され、子どもが進むルート全体の安全が何重にも確保されている。万が一の危険が生じた場合には、即座に介入できる「シークレットガーディアン」とも言えるガードマンが常に数メートル先で見守っているのだ。この徹底した極秘ルールこそが、長年無事故で番組を継続してこられた最大の鍵である。