トミージョン手術は確立された術式であるものの、メスを入れる以上は明確なリスクと恩恵が存在します。
トミージョン手術の主なメリット
- 激痛からの恒久的な解放:断裂した靭帯を新しく作り直すため、肘の緩みや投球時の鋭い痛みが根本から解消される。
- キャリア寿命の大幅な延伸:以前であれば引退を余儀なくされていた重症例でも、第一線へ返り咲く道が開かれる。
- 投球メカニクスの再構築:投球できない期間を利用してフォームを改善し、肩肘に負担の少ない投げ方を獲得できる。
トミージョン手術のデメリットと隠れたリスク
- 長期離脱による実戦感覚の喪失:最低でも1年以上の公式戦離脱を強いられ、学生の場合はそのまま引退時期を迎えるリスクがある。
- リハビリの精神的負担:単調で過酷なトレーニングを毎日継続しなければならず、モチベーション維持のハードルが高い。
- まれな合併症:腱を採取した部位の違和感や、尺骨神経の痺れ・知覚異常が残存するケースがごく稀に生じる。
日本国内においてトミージョン手術を検討する場合、慶友整形外科病院(群馬県)や順天堂大学医学部附属順天堂医院、ベースボール&スポーツクリニックなど、スポーツ整形外科の専門医と専任理学療法士が揃った実績豊富な医療機関を受診することが極めて重要です。手術の成否だけでなく、術後1年間にわたるリハビリ体制の質が復帰率を直結して左右するためです。