今井メロが2012年に世に送り出したヘアヌード写真集『mellow style』(講談社)は、発売直後から出版界とスポーツ界を揺るがす大事件として報じられました。さらに翌年には写真集『Sensation』を刊行し、その過激な露出度は連日ワイドショーの格好の標的となりました。
かつて日の丸を背負ったトップアスリートが過激なヌードへと舵を切った最大の動機について、本人は自叙伝やテレビの特番インタビューで「子供たちを養うための生活費と養育費の確保」、そして「失われた自己肯定感を取り戻すための衝動」であったと赤裸々に告白しています。
選手引退後、若くして結婚と離婚を経験した彼女は、養育費の未払いや生活困窮に直面していました。生活保護を受給するまでに追い詰められた際、周囲からの偏見や経済的な孤立感は極限に達していたとされます。当時の出版関係者の証言によると、「単なる露出欲ではなく、背水の陣で家族を守るための大きな決断だった」と振り返られています。世間が抱く「元五輪代表」という華やかなイメージと、目の前の生活を維持しなければならない困窮したシングルマザーの現実との間に生じた巨大なギャップが、この大胆な転身を選択させた直接的な引き金でした。