カミオジャパンが世に送り出したこのシリーズの真骨頂は、職人技じみたディテールの細かさにある。一般的なファンシーシールとは一線を画す落ち着いたトーンの紙質に、あしらわれた上品な金箔加工。だが、それ以上にユーザーの心を掴むのは、余白にびっしりと敷き詰められたトリビアの数々だ。
「〇〇科の多年草」「最高速度は時速△キロ」「古代エジプトにおいて神聖視された理由」。ルーペが欲しくなるほどの極小文字で刻まれた知識は、クスリと笑えるユーモアと学術的な正確さが絶妙なバランスで同居している。衝動買いした帰り道、電車の中で台紙の隅から隅まで読み込んでしまった経験を持つ人は少なくないはずだ。