高い初任給に魅了されて入社したものの、期待していた働き方と現実の乖離に苦しむ若手社員は少なくない。就職・転職のための企業リサーチサイトOpenWorkに寄せられた社員クチコミの分析からは、求人票の表面的な数字には現れない「実質的な待遇」の実像が浮かび上がってくる。初任給30万円と記載されていても、そのうち7万円〜8万円が45時間分の固定残業代であったり、住宅手当や退職金制度が廃止されていたりするケースが散見されるのだ。
実際にOpenWorkの投稿内容を確認すると、「初任給は高いが昇給ペースが極めて遅く、30代になっても給与がほとんど上がらない」「インセンティブ比率が高く、業績が悪化すると年収が激減する」といった声が見られる。企業選びで後悔しないためには、入社時のスタート金額だけでなく、入社3年目・5年目の平均年収推移や、残業時間の少なさ、福利厚生を含めたトータルリターンを検証する客観的なデータ分析が欠かせない。