公安関係者の間では、桐島がこれほど長期間、無権利状態のまま生き延びられた背景に、何らかの支援者組織が存在したのではないかという疑念が消えていない。特に、彼が病に倒れ、健康保険証を持たないまま自費で治療を受けようとした際、多額の現金をどうやって工面していたのかという点は謎に包まれたままだ。
東アジア反日武装戦線の他のメンバーの中には、現在も海外で逃亡を続けている者や、消息不明の者がいる。桐島の死によって一つの章は閉じたかもしれないが、彼らが残した傷跡と、それを支えた思想の伏流は、現代社会の底流で今なお息を潜めている可能性がある。