酒匂川の豊かな清流と、丹沢山系・富士山麓がもたらす寒暖差。この土地ならではの気候風土(テロワール)を生かした食文化の進化が見逃せない。ここ数年で、地元産のみかんや足柄茶、ハーブを使用したクラフトビール醸造所やマイクロワイナリーが相次いで誕生した。
地産地消を掲げるローカルレストランでは、朝採れの足柄野菜や地元のブランド肉「足柄牛」を使った創作料理が提供され、グルメ目的で訪れるリピーターが急増中だ。単なる「農村の食堂」ではなく、洗練された空間で地元の恵みを味わうファーム・トゥ・テーブルのスタイルが定着している。