過去20年間の推移を見ると興味深い傾向が分かります。2000年代前半は子どもの体力低下が社会問題になりました。シャトルランの平均回数も減少傾向でした。
しかし2010年頃から回復の兆しが見えます。学校での体育授業の充実、地域スポーツクラブの増加、保護者の健康意識向上などが背景にあります。現在は1980年代の水準に近づきつつあります。
二極化という新たな課題
平均値は改善していますが、新たな問題も浮上しています。運動する子としない子の二極化です。スポーツに熱心に取り組む層と、まったく運動しない層の差が拡大しています。
文部科学省の調査では、運動時間が週60分未満の小学生が約15%存在します。この層のシャトルラン平均は全体平均の半分以下です。ゲームやスマートフォンの普及、習い事の増加、外遊びの減少が要因として指摘されています。