実在しない創作文字であるにもかかわらず、ネット上では「読み方」や「意味」についてのまことしやかな解説が独り歩きしています。代表的な俗説として広まっているのが、以下のような設定です。
- 噂される読み方:「らい」「ほう」「おとど」「きょう」など
- 噂される意味:「無数の雷が激しく轟き渡るさま」「途方もない数の龍が天へ昇る様子」
これらの読みや意味は、古代中国の漢字の成り立ち(会意文字)のルールを模倣してネットユーザーが後付けしたものです。たとえば「木」が3つで「森」、「車」が3つで「轟(とどろき)」となるように、「雷が64個あるのだから、ものすごい雷鳴に違いない」という連想ゲームから生まれました。
書き順についても「左上の雷の1画目から順に1つずつ書いていく」という理論上のルールが語られることがありますが、実際に手書きで1024画を正確に再現するのは至難の業です。文字というよりも、漢字の構造美を極限までインフレさせたデジタルアートと捉えるのが正確な位置づけといえます。