パンくんの歴史を語る上で欠かせないのが、千葉県の「市原ぞうの国」で生まれ育った幼少期から彼を見守り続けたトレーナーの宮沢厚氏、そして稀代の喜劇王・志村けんさんとの巡り合いだ。
名コンビとして視聴者を釘付けにしたのが、相棒のジェームズ(ブルドッグ)との珍道中である。自由奔放に進むパンくんと、マイペースにそれを見守るジェームズ。種族を超えたふたりの友情劇は、台本のないリアルな冒険として列島を包み込んだ。ジェームズが旅立ち、志村さんが惜しまれつつこの世を去った今も、ふたりが注いだ惜しみない愛情の記憶は、阿蘇の大地でパンくんの心の中に確かに息づいている。