しまむらが誇るもうひとつの圧倒的強みが、緻密に計算された自社物流システムとローコストオペレーションです。
全国各地に配置された自社物流センターでは、商品の入荷から仕分け、出荷までのプロセスが高度に自動化されています。商品は物流センターの段階でハンガーに掛けられ、値札が付けられた状態で各店舗に配送されるため、店舗スタッフは段ボールから出してラックにかけるだけで陳列が完了します。この仕組みにより、店舗側での品出し作業にかかる人件費が最小限に抑えられています。
加えて、店舗運営における徹底的な無駄の排除も徹底しています。
- 郊外・ロードサイド中心の出店:賃料の高い一等地の駅前を避け、生活道路沿いや住宅街に出店することで固定費を抑制。
- シンプルな内装と什器の統一:過度な装飾を排し、どの店舗でも流用できる規格化された什器を使用。
- 広告宣伝費の最適化:かつての新聞折り込みチラシ中心から、公式アプリやSNSを中心としたデジタル集客へ移行し、莫大な広告コストを削減。
こうした細部にわたるコスト削減の積み重ねにより、適正な原価率(一般的にアパレル業界平均より高め)を維持しながらも、安定した営業利益を確保できる強固な収益体質が構築されています。