二人の出会いは、偶然ではなく互いの切実な焦りから生まれた。ピン芸人として活動していたくわばたりえと、同じくお笑いの道を志していた小原正子。当時、男社会の色合いが濃かったお笑い界において、若手女性コンビが生き残る道は決して平坦ではなかった。
「このままでは埋もれてしまう」という危機感のなか、意気投合した二人はコンビを結成。互いに遠慮のない関西弁の掛け合いを武器に、過酷なオーディション現場を勝ち抜いていく。泥臭い努力の末につかみ取ったスタイルこそが、後に一世を風靡する毒舌と親しみやすさの絶妙なブレンドだったのだ。