「朝の顔」として半年間、毎日お茶の間に顔と名前が流れ続けることの影響力は、他のどのメディア露出とも一線を画す。一度朝ドラで強い印象を残した俳優は、老若男女問わず圧倒的な認知度を獲得し、単なるタレント価値を超えた国民的な親近感を手にすることになる。
この露出効果は、CM契約や主演映画のオファー、舞台の集客力へと直結する。特に、これまで玄人好みの映画作品を中心に活動してきた実力派俳優が朝ドラをきっかけにメジャーシーンへと躍進する例は後を絶たない。朝ドラは単なるドラマ出演にとどまらず、俳優のキャリアにおける「市場価値の再定義」を行う巨大なアクセラレーターとして機能している。