SNSやネット上の掲示板では、朝の挨拶に関する誤ったビジネスマナーや拡大解釈が散見されます。現場での混乱を防ぐために、代表的な3つの誤解を是正します。
誤解①:「午前10時を過ぎたら『こんにちは』に切り替えなければならない?」
一部のマナー解説では「おはようございますは午前10時(または11時)まで」と厳格に区切られることがありますが、実務上は柔軟です。出社してその日初めて顔を合わせる相手であれば、正午近くであっても「おはようございます」と挨拶するのが日本のオフィス文化では定着しています。無理に「こんにちは」と言い換える必要はありません。
誤解②:「『ご苦労様です』と組み合わせて使うのが丁寧?」
「おはようございます、ご苦労様です」と上司に声をかけるのは明らかな失礼に当たります。「ご苦労様」は目上の人が目下に対して労をねぎらう言葉です。目上の人に対しては「おはようございます、お疲れ様でございます」または単に「おはようございます」のみに留めるのが正しい作法です。
誤解③:「外国人に教えるときは単にGood morningとイコールで良い?」
日本語学習者に対して「Ohayou = Good morning」とだけ教えると、アルバイト先や職場で店長や上司に「〇〇さん、おはよう!」とタメ口を使ってしまい、トラブルになるケースが多発しています。「Ohayou」は家族・友達専用であり、目上の人や公の場では必ず「Ohayou gozaimasu」とセットで教えることが不可欠です。