ふたりの共演やテレビ画面越しに見せる視線の交錯は、当時の日本のお茶の間にとって最大の関心事だった。毎週木曜日の夜、生放送のスタジオに漂うピンと張り詰めた空気。生バンドの伴奏に乗せて歌い上げる二人の姿には、華やかさと同時に、どこか切なさが漂っていた。
日本中を沸かせた衝撃的な会見から長年の年月が流れたが、舞台裏を知る関係者たちの口からは、今なお新たなエピソードが明かされる。お互いの多忙を極めるスケジュールの合間を縫って交わされた言葉や、プロフェッショナルとして譲れない一線。カメラが回っていない場所で見せた素顔は、報道されていた過熱したイメージとは異なり、互いの才能を深く尊重し合う誠実なものだったという。