一般的なポリ袋と食パンの包装袋、一見すると同じ透明なプラスチックに見えるが、決定的な違いはその「素材」にある。多くのレジ袋やキッチン用ポリ袋には高密度・低密度のポリエチレン(PE)が使われているのに対し、パンの包装には主にポリプロピレン(PP)という高分子材料が採用されている。
ポリプロピレン(PP)は分子構造が極めて緻密だ。水蒸気やガスを通しにくく、気体分子がすき間を抜け出るのを強力に防ぐ特性を備えている。焼きたての香ばしさを封じ込め、外部からの湿気侵入を防ぐために選ばれたこの技術が、日常のストレスを解消する思わぬ二次効果を生み出している。