2000年代初頭、ドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』が放った衝撃波は、バーガーを取り巻く健康意識を根底から揺さぶった。毎食ファストフードを食べ続ける実験が突きつけた健康への問いは、消費者の目をカロリーの多さから食材そのものの質へと強制的に向けさせる契機となった。
その反省と進化の果てに、現代のバーガーは無添加の天然酵母バンズや赤身主体の牧草牛、契約農家から直送される新鮮な有機野菜で構成されるようになった。ジャンクであることをやめ、罪悪感なく楽しめる完全食への昇華。バーガーは批判と淘汰を乗り越えるたびに、より洗練された姿へと脱皮を繰り返している。