「脚が筋肉痛なら、上半身を鍛えればいいのではないか?」という疑問を持つ人は多い。いわゆる「分割法(スプリットルーティン)」の活用だ。結論から言えば、これは条件付きで「イエス」である。
胸と脚、背中と腹筋のように、主動作筋が完全に異なる部位であれば、前日の筋肉痛を直接刺激することなくトレーニングを継続できる。しかし、ここでも「中枢神経の疲労」という目に見えない要素が関わってくる。
高重量のデッドリフトを行った翌日に、いくら胸のトレーニングだからといって限界まで追い込めば、全身の神経系は疲弊する。分割法を採用する場合でも、週に最低1〜2日は「全身を一切鍛えない完全な休息日」を設けることが、長期的な成長を描くための不可欠な設計図となる。