母の日に贈った紫陽花を長く美しく咲かせ、来年も楽しんでもらうためには、基本的な栽培のポイントを押さえておくことが不可欠です。お母さんにギフトを渡す際、以下の手入れのコツをメッセージカードに一言添えてあげると親切です。
1. 置き場所と水やりの基本ルール
開花中は「レースのカーテン越しの明るい室内」または「直射日光の当たらない半日陰の屋外(ベランダなど)」がベストポジションです。直射日光に当てると花焼けを起こし、エアコンの風が直接当たると急激に乾燥して萎れてしまいます。
水やりは「土の表面が乾き始めたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える」のが鉄則です。受け皿に溜まった水は根腐れの原因になるため必ず捨ててください。
2. 来年咲かせるための剪定時期(最大の重要ポイント)
紫陽花栽培で最も失敗しやすいのが剪定のタイミングです。アジサイは秋(9月〜10月頃)に来年咲く花芽を形成します。そのため、花が終わった直後から遅くとも7月中旬までに剪定を終わらせる必要があります。
秋以降に「伸びすぎたから」と枝を切ってしまうと、せっかくできた花芽を切り落とすことになり、翌年「葉ばかり茂って花が咲かない」という事態に陥ります。花首から2〜3節下(元気な脇芽が出ている上)でカットするのが基本です。
3. 植え替えの最適時期と土の選び方
母の日に届く5号鉢などは根がパンパンに張っていることが多いため、花後の剪定が終わった6月下旬〜7月、または休眠期に入る11月〜2月頃に一回り大きな鉢へ植え替えるか庭植えにします。
青いアジサイは酸性土壌(青アジサイ専用土やピートモス配合土)、ピンクや赤のアジサイは弱アルカリ性〜中性土壌(赤アジサイ専用土や赤玉土+腐葉土)に植えることで、翌年も本来の鮮やかな発色をキープできます。