2017年6月、安達はWebメディアの事業開発を行うINCLUSIVE株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)に就任する。この就任は、彼のキャリアにおける「経営者兼技術最高責任者」としての側面をいっそう強力にする出来事となった。
地方新聞社や出版社のデジタルトランスフォーメーションは難題の連続だった。レガシーな運用体制、古いシステム基盤、そして意識改革の壁。安達は現場の編集者や事業担当者の対話に粘り強く耳を傾けながら、クラウドネイティブな開発環境への刷新を断行した。
結果として、システムの堅牢性と拡張性は劇的に向上した。2019年、INCLUSIVEは東証マザーズ(現・グロース市場)への株式上場を果たす。この成功の裏には、事業の急拡大に耐えうるインフラを構築し続けた安達の冷徹な技術判断が存在していた。