敦賀の雑貨屋を特徴づけるのは、その多様性だ。北欧スタイルの食器やテキスタイル、地元作家によるガラス工芸、越前漆器の小物、若狭塗の箸など、地域性と国際性が絶妙に調和している。
例えば、駅前商店街にある「暮らしの道具店」では、フィンランド製のムーミングッズと福井県産の和紙製品を同じ棚に並べている。一見ミスマッチに思えるが、「日常に寄り添う手仕事」というコンセプトで統一されており、違和感がない。
海産物をモチーフにした独自商品
港町ならではの特色として、海をテーマにした雑貨が豊富だ。敦賀湾で獲れる魚介類をモチーフにしたイラスト入りトートバッグ、昆布をデザインした手ぬぐい、カニをかたどった陶器の小物入れなど、地元デザイナーと雑貨店が協力して開発した商品が人気を集めている。
特に注目されているのが、敦賀名物「昆布」に関連した雑貨だ。敦賀は北前船時代から昆布の集散地として知られ、昆布加工技術が発達してきた。この伝統を現代的に解釈し、昆布染めの布製品や昆布の形をしたマスキングテープなどが商品化されている。