正午から午後3時にかけての錦市場は、歩行も困難なほどの極度な混雑に見舞われる。京都市観光協会が発表する観光快適度データ分析を見ても、混雑ピーク時のスムーズな移動は極めて困難だ。そこで提案したいのが、午前9時台の「朝活ルート」と、午後5時以降の「夕刻ルート」である。早朝は多くの店舗が開店準備を進める時間帯だが、鮮魚店や出汁の専門店は早くから活気に満ちており、静かな空気の中で店主との会話を楽しめる。
一方、夕刻の時間帯は日帰り観光客が去り始め、アーケード全体に落ち着いた情景が戻ってくる。ライトアップされた伝統的な看板やアーケードの装飾が幻想的な雰囲気を醸し出し、ゆっくりとお土産選びに没頭できる絶好の時間帯となる。時間帯を少しずらす工夫こそが、失敗しない京都旅行を成功させる最大の鍵だ。