平日の仕事や家事で、私たちは想像以上に多くの人と関わり、神経をすり減らしている。スマホから流れる情報の洪水も、脳の疲労に拍車をかける。心理学でよく使われる「社会的バッテリー(Social Battery)」という概念がある。これは、他者と関わるために必要なエネルギーの貯蔵量のことだ。
金曜日の夜の時点で、このバッテリーはほぼゼロになっている。それなのに、土曜日になると「せっかくの休みだから何か有意義なことをしなければ」という義務感が襲ってくる。このギャップこそが、行きたいのに動けないというジレンマの根本原因だ。心が求めているのは「刺激」ではなく、完全な「遮断」なのかもしれない。