現地で使われているコンセント形状は、主に「Cタイププラグ」と「SEタイププラグ」の2種類が存在する。どちらも丸いピンが2本並んだ形状だが、その太さに決定的な違いがある。ピン径が4.0mmと細いのがCタイププラグ、4.8mmと太く金属のアース端子がついているのがSEタイププラグだ。
ここでよくある失敗が、CタイププラグをSEタイプの壁コンセントに差し込んだ際に生じる「ぐらつき」現象だ。差し込めなくはないものの、ピンが細いためにコンセント内部で緩み、接触不良を起こして充電が途切れたり、最悪の場合は火花(スパーク)が発生して危険な状態に陥る。確実に安定した通電を確保したいなら、ピンが太くフィット感の高いSEタイプを用意するのが賢明だ。
急な渡航で準備時間がない場合、ダイソーをはじめとする日本の100円ショップ(100均)で変換プラグを調達する旅行者も多い。100均で入手できる多くはCタイププラグだが、緊急用の備えとしては十分に役立つ。ただし、長旅や複数のガジェットを同時充電するなら、量販店やネット通販で手に入るマルチ変換アダプターを1つ持参するのが失敗を避ける鉄則と言える。
また、形状だけでなく電圧にも注意が必要だ。後述するが、日本の100V仕様の電化製品をそのまま差し込むと、機器が瞬間的に破損する恐れがある。渡航前にスマホ充電器の裏面に刻印された「INPUT: 100-240V」という表示を確認しておくことが、現地でのトラブルを未然に防ぐ第一歩となる。