10代前半でデビューし、一躍トップモデルへと登り詰めた吉川ひなの。彼女の稼ぐ額は莫大でした。しかし、その果実を手にしたのは彼女自身ではありませんでした。彼女が後に明かしたところによると、若くして得た収入のほとんどは親によって管理され、本人の手元には残らなかったといいます。
これは典型的な「ステージペアレンツによる経済的搾取」の構図です。自分がいくら働いても、その対価が家族の贅沢や浪費に消えていく。子供でありながら一家の「大黒柱」にされてしまった彼女の精神的負担は、計り知れないものがありました。信じるべき親が、自分を「金のなる木」としてしか見ていないのではないかという疑念は、彼女の心を深く蝕んでいきました。