嘉穂高校ラグビー部の歴史は、昭和初期の1930年(昭和5年)に遡る。前身である旧制嘉穂中学校の時代から、筑豊地域のスポーツ文化を牽引する存在として楕円球の熱戦を繰り広げてきた。
同部が日本高校ラグビー史にその名を刻んだのが、1950年度の第30回全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)である。破竹の進撃を続けた嘉穂高校は全国ベスト4という金字塔を打ち立てた。当時から受け継がれる「赤と黒」のジャージは、筑豊ラグビーの誇りそのものである。
時代が平成から令和へと移り変わる中で、私立強豪校の台頭や少子化の波を受け、公立校が県上位に食い込むハードルは年々高くなっていった。それでも、嘉穂高校ラグビー部はグラウンドに立ち続け、伝統の灯を絶やすことはなかった。