過酷なアクション俳優人生を語る上で欠かせないのが、プライベートを支え続ける妻・村上利恵さんの存在です。彼女自身もかつてJACに所属し、『忍者戦隊カクレンジャー』でニンジャホワイト(鶴姫)のスーツアクターを務めるなど、トップスタントウーマンとして活躍した経歴を持ちます。
危険と隣り合わせの現場の苦しみや肉体の痛みを誰よりも深く理解する利恵さんは、食事管理からメンタルケアに至るまで高岩を献身的にサポート。夫婦二人三脚で数々の修羅場を乗り越えてきたエピソードは、ファンの間でも広く知られています。
こうした知られざる舞台裏やスーツアクターとしての矜持は、自伝本『時は今― 歩み続けるその先へ』に克明に綴られています。現場での孤独なプレッシャーや葛藤を赤裸々に明かした同書は、多くの読者に深い感動を与えました。現在は自らの経験を体系化し、映画やドラマのアクション指導として後進に惜しみなく技術を伝えるなど、日本のアクション水準を底上げする役割も担っています。