馬渡新平の作品は、個展や展示販売会で広く紹介されている。特に注目されたのが、アートスペース油亀での個展「豊饒」だ。
油亀は、質の高い工芸品を扱うギャラリーとして知られる。そこで個展を開くということは、作家としての実力が認められた証だ。
展示では、彼の代表作が一堂に会した。刷毛目の皿、ヒビ粉引きの碗、リム皿、カフェオレボール。訪れた人々は、その静かな存在感に引き込まれたという。
派手さはない。だが、手に取ると、その良さが分かる。重さ、手触り、口当たり。五感すべてで感じる器。それが、馬渡新平の真骨頂だ。