この歴史的発見を、地元・鎌倉市も黙って見てはいない。大河ドラマ以降、観光客の誘致に力を入れてきた同市は、早くも新史料をテーマにした特別展や、VR(仮想現実)技術を用いた鎌倉幕府再現ツアーの企画に乗り出している。
スマートフォンの画面越しに、1192年の将軍就任儀式を3Dで体験できるアプリの配信も予定されているという。古都の街並みを歩きながら、頼朝が夢見た「いい国」の姿をリアルに体感できる試みは、外国人観光客からも注目を集めそうだ。
単なる学術的な論争を超えて、地域経済や観光産業を巻き込んだ大きなうねりが、今まさに鎌倉から始まろうとしている。