「エモい」の次にきたのは、文字そのものが持つ造形美だった。TikTokやInstagramでは、日常の微妙な感情を表現するために、あえて普段使わない漢字を1文字だけ投稿するスタイルが流行している。特に「口」が構成要素に入っている文字は、人間の表情や発声を連想させるため、直感的に伝わりやすいという特徴がある。
このブームの火付け役となったのは、あるインフルエンサーが投稿した「𠽌(おしゃべり・さえずる)」という絶滅寸前の文字だ。これが「なんか可愛い」「今の気分にぴったり」と拡散され、瞬く間にトレンドの最前線へと躍り出た。