このプラン最大のサプライズと言えるのが、動画配信サービス「Apple TV+」の追加費用なしでのバンドル提供だ。通常であれば単体で月額900円かかるプレミアムな映像サービスが、音楽の学生プランを契約している期間中はそのまま視聴できてしまう。
最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏が率いるApple Inc.は、ハードウェアの販売だけでなくサービスの利用体験そのものを生活基盤に据える戦略を推し進めてきた。学生のうちに自社エコシステムの利便性を深く体感してもらうための先行投資とも言えるこの仕掛けは、ユーザー目線で見れば「音楽代だけで映画やオリジナルドラマまで手に入る」という前代未聞のコストパフォーマンスを生み出している。