生の笹を手に入れた際、最大の悩みとなるのが「飾って数時間で葉が内側にチリチリと丸まり、白っぽく干からびてしまう現象」です。
笹の葉は表面積が広く、葉の気孔から水分が抜ける蒸散スピードが極めて速い性質を持っています。根から切り離された生笹は一気に水分不足に陥るため、適切な乾燥対策が欠かせません。
笹を生き生きとした状態に保つための具体的な保存・延命手順は以下の通りです。
・根本の水揚げ処理:茎の根元を斜めにカットし、縦に十字の切れ込みを入れて断面積を広げます。水に浸す際、少量の酢や延命剤を混ぜると水の吸い上げが向上します。
・飾る直前までの暗所保管:購入してから七夕当日に飾るまでの間は、全体に霧吹きでたっぷり水を吹きかけ、濡らした新聞紙で包んでから大きなビニール袋に入れ、涼しい冷暗所に寝かせておきます。
・エアコンの直風を避ける:室内に飾る際は、エアコンの風が直接当たると1〜2時間で丸まってしまうため、風が当たらない湿度の保たれた場所に配置しましょう。