「子供が小さかった頃、週末になれば当たり前のようにあの場所へ出かけていました。フードコートでラーメンを食べて、帰り際に1階で1週間分の食料品をまとめ買いする。それがわが家の決まったルーティンだったんです」
そう振り返る市内に住む60代女性の言葉には、今も拭いきれない寂しさが滲む。店舗が提供していたのは物資だけではない。地域の安全な居場所であり、多様な世代が自然と交差する都市の「広場」そのものだった。店内での季節イベントや地域密着型の催しは、三島市民にとって生活の節目を感じさせる風物詩として長く根付いていた。